1985-09-25 第102回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第2号
○説明員(矢野勝太郎君) 地すべり機構の解明につきましては、今、先生おっしゃいましたように、県が究明委員会を設けるべく今実施しておるように伺っております。建設省といたしましては、その結果を待ちましてその機構について解明されることを期待しておるわけでございまして、その結果を慎重に見守ってまいりたいというふうに考えております。
○説明員(矢野勝太郎君) 地すべり機構の解明につきましては、今、先生おっしゃいましたように、県が究明委員会を設けるべく今実施しておるように伺っております。建設省といたしましては、その結果を待ちましてその機構について解明されることを期待しておるわけでございまして、その結果を慎重に見守ってまいりたいというふうに考えております。
○説明員(矢野勝太郎君) 現在、応急的な工事を主体にやっておりまして、恒久的な対策に対します本格的な調査を同時並行的に実施いたしております。例えば、ボーリングでございますとか測量でございますとかいうことを同時並行的に実施いたしておりますので、その成果が完全に出るにはもう少し時間をいただきたいというふうに考えておりますが、地すべりの深さあるいは水位等も、比較的その後雨が少ない関係もございまして、水位等
○説明員(矢野勝太郎君) 先生御指摘のコンサルタントの報告書でございますが、私どもの方で克明に読みました限りでは、やはりあの報告書は部分的な地すべりを考えておりまして、例えば調査のボーリングをやっておるわけでございますが、それも非常に浅いものでございます。実際の想定されてきております滑り面よりもかなり浅いボーリング結果しか出ておりませんので、恐らくあの報告書では、あのような大規模な地すべり、同時にあれだけの
○説明員(矢野勝太郎君) 先ほど申しましたように、長野県からの報告は全然ございませんでしたが、当時の崩落現象から見まして、ごく小規模な道路側だけの崩壊であろうというふうに判断しておったと理解しております。
○説明員(矢野勝太郎君) 発生の原因は、ことしは非常に長雨でございまして、梅雨期に通常の年の倍ほどの雨量がございまして、これが直接の原因だと考えております。
○説明員(矢野勝太郎君) 今回の地すべりにつきましては、五十六年ごろから小規模な道路の部分に崩壊が出ておりましたわけでございますが、これはあくまでも道路付近の小規模な滑落というふうな解釈でございまして、地すべり対策、今回のような大きな大崩壊あるいは大きな滑りというふうなことを予想いたしませんで、道路側で道路としての手当てをしておったわけでございます。あくまでもこのような大きな崩壊、あるいはこのような
○矢野説明員 現在の私どものとりますことの最も重要なことは二次災害の防止でございまして、台風期を控えまして、二次災害を防止するために極力仕事を完成させることに目標を置いておるわけでございまして、将来の訴訟等もちろんあり得る可能性はあるといたしましても、私ども、とり得るところといたしましては二次災害の防止に極力努めてまいりたいと思う次第でございます。
○矢野説明員 お答えいたします。 桜島は、先ほど御説明いたしましたようにわが国有数の火山でございまして、爆発に伴います火山灰が山腹斜面を厚く覆っておりまして、しかも河川も急勾配でございます。常時は流水が全くない、一たび雨が降りますと土石流が頻発するというような、ほかの地域には見られないような特性を持っておるわけでございます。このような実情にかんがみまして、建設省といたしましては、五十一年度に野尻川
○矢野説明員 お答えいたします。 桜島のいろいろな渓流に設けております砂防ダムにつきましては、上から参ります土石流の勢力をそぎまして、かつ下の流路に流し込むためにどうしても必要な設備でございます。 それから、流路の断面を余り広くとりますと、場合によりまして、その中で堆積を起こしたり乱流を起こしたりいたしまして逆に悪いという問題もございます。技術的には非常にむずかしい問題もございます。 それから
○矢野説明員 お答えを申し上げます。 第二古里川におきましては、昭和五十五年から五十七年末までにおきまして六回ばかりの土石流が発生しておりますが、幸いなことに、ほとんど土石流は流路を無事に流下しておったわけでございます。今回の災害の形態を現地調査いたしますと、国道との取り合いのところの法線が非常に悪い形になっておりますのが非常に大きな災害の原因でございまして、これを修正しなければならぬのじゃないかというふうに
○矢野説明員 お答えいたします。 第二古里川の問題につきましては、土石流の現在までの統計を調べてみますと、五十五年から五十七年までの間におきまして六回土石流が発生しておりますが、それらの土石流はほとんど現在の流路をまあ無害に流下しておるわけでございます。 それで、今回の土石流の災害を現地調査いたしますと、流路の法線が災害に大きく影響しておる。あの国道と流路とが接合するところの法線の形が余りよくないということがわかりましたので
○矢野説明員 建設省といたしましては、一級河川の大臣の管理いたしております区間につきましては、水質調査を継続的に実施しておりまして、五十六年度には約一千カ所において調査を予定しておるところでございます。 先生御指摘の、二級河川と中小の河川につきましては、都道府県等におきまして水質の調査を実施しておるところでございまして、その調査に基づきまして、中小河川につきましても、汚濁の著しい河川につきましては